昨日のブログ(こちら)では、
父の介護申請と介助用品をお願いするまでのことを書きました。
今日は、実際に介助用品が届いて、
使ってみた父の様子や変化について記録しておきたいと思います。
父のもとに介助用品が届いた
振り返る、斜めにあるものを取る。
そんな何でもなかった動作で、
最近はバランスを崩して転倒してしまうことが増えました。
つい先日は、父が家でひとりの時に転倒し、
頭をぶつけるなんてことがありました。
このことが介護申請を進めるきっかけになったのですが、
ケアプラや介助用品の担当者の方の前では、
すぐに「まだ大丈夫」と言う父…。
歩行器とお風呂の椅子はいいとして、
それ以外の介助用品のレンタルには
全く乗り気ではありませんでした。
「ひとまず借りてみようよ」
「試してみてから考えればいい」
「使わないなければ返せるから」などなど、
何とか言いくるめて?
必要と思われるものを持って来てもらったのですが…。
歩行器が思いのほか快適だったようで…
今回レンタルしたのは、大きめのタイヤがついた歩行器。
実際に使ってみた父は、
「これはいい。歩きやすくなった」と満足げ。
とはいえ、幅の狭い古い団地では、歩行器が通れない場所も多い。
以前から「片づけよう」と話していた箪笥やラックについて、
“歩行器が通りやすくなる”という理由が、
前向きに考えてくれるように(*_*)
まさかの片づけの背中を押す形になりました。
「要らない」と言っていた手すりも、「あると便利」に変わる
お風呂用の椅子を、
向きや足の長さを調整するととても嬉しそう。
父も、やっぱり不安だったのでしょうね。
さらに、トイレ前に手すりをつけてもらいました。
「要らない」と言っていたのに、
「いいから試してみて」と使ってもらうと。
「洗濯機にも行きやすくなるな」と言い出しました。
同じくベッド横の手すりも、
「なくても大丈夫」と最初は断られかけましたが、
ここも「試してみるだけ」と置いてみると、
「これあるとラクだな」と。
体験・実感するって大事ですね。
動きやすくなることが分かると、
「これも出来る」「あれも出来るようになる」と
父は新しいオモチャを手に入れた子どものように楽しそうでした。
本人が大丈夫と言っているのに、
どう受け入れてもらえばいいのか?
自分はおせっかいの押し売りをしているのか?
怪我をしてからじゃ遅いし…。
いろいろな想いが巡りましたが、
父の様子を見てホッとしました。
これからも体調の変化で、
変更してもらったり、
追加したりもあると思いますが、
言いたいことを言い合って、
最善と思える方法を見つけていきたいと思います。