片づけは低燃費がイイ！「ねばならない」を手放し、ラクにできるを手に入れませんか？

こんにちは。
ライフオーガナイザー(R)の佐藤美香です。

最近、
「なぜ今の仕事をはじめたのか？」と、
聞かれる機会が増えました。

「片づけのプロ」っていうと、
まだまだ「何でも捨てちゃう人」とか、
物を上手におさめる「パズルの達人」な
イメージ(￣▽￣;)。
もしくは、「お掃除の人」。

片づけのプロと言っても、
たくさんの方がいて、
仕事の進め方も様々です。

そして、
クライアントが必要としていることも様々。

だから、
自分が提供できることを、
必要としている人に届けていくために、
どんな思いで今の仕事をはじめたか？
どんな風に仕事をしているか？
伝えていくのも大切な仕事の１つ。

今日は、そこのあたりを
書いてみようと思います。

悩む・落ち込む・抱え込むには、エネルギーを使う
「ねばならない」を手放そう！
誰かと一緒にやるという選択

悩む・落ち込む・抱え込むには、エネルギーを使う

なぜ今の仕事を選んだのか？
何度思い返してみても浮かんでくるのは、
忙しさにかまけ、大切なことを見失い、
一生懸命が空回りして、
ただただ辛かった頃のこと。

暮らしの仕組みが出来ていなかったこと、
家の中が荒れていたことで、
余計な手間を増やし、
多くの時間を使ってきました。

子どもが小さい時に親の病気が重なり、
夫の単身赴任に、
慣れた仕事から全く違う仕事に異動と、
次々と色々なことが起こりました。

私は人にお願いするのが苦手。

ある程度自分で消化してからでないと、
悩みも人に話せない。

何でも自分で抱え込むタイプです。

そのため、
いつも何か気がかりがある。

1人で何でも抱え込むから、
日々の家事もままらなくなる。

今日もできなかったと落ち込む。

悩んだり、落ち込んだり、
1人で抱え込むって、
エネルギーを使うのですよね…。

いつも疲れていたし、
体調も崩したし、
子どもの様子もおかしくなったし、
仕事も嫌で嫌で仕方なくもなりました。

今だったら何よりも、
自分を休めることを優先する。

自分が元気じゃないと、
何もうまく回らない。

あの時の私が、
もっと人に頼むことができたらと思う。

家の仕組みが整っていたら、
あんなに毎日イライラしなくて
済んだだろうと思う。

自分と向き合い、
頭の中が整理できていたら、
余計な不安を抱かなくて済んだと思う。

これは経験したから、
分かったこと。

だけど、
他の人に同じ思いをして欲しくない。

もともとの得意をいかして、
仕事にする人がいる。
得意だから分かることがある。

私は、
自分の「できなかった」をいかしたい。

できなかったことも、
失敗したことも、
今の仕事はスキルに変わる(￣▽￣)

作業を重ねていくうちに、
お客様の表情が
どんどん明るくなるのが嬉しい。

伴走していく今の仕事が、
大好きなのです。

「ねばならない」を手放そう！

片づけ作業でお伺いするクライアントに、
まず驚かれるのは、
すぐに物に触らない（片づけない）こと。

コンサルティングの時間を、
最初に頂いています。

家の中を見せて頂き、
今どのようにお使いかを確認します。

お悩み事だけではなく、
今後どうしていきたいのか？
どんな方法がいいのか？など、
じっくりお話を伺っていきます。

そして、
お話を伺う中で感じるのは、
「ねばならない」
呪縛に苦しんでいる方が、
とても多いということ。

そのために、
やらなくていいこと、
省ける手間がたくさんあることに
気がつかない。

「できないていない」と、
常に自分にレッドカードを
出しているような状態･･･。

「ねばならない」なんて、
さっさと手放してしまえばいい。

ご自身がラクで、
ご家族がラクあれば、
方法は何だっていいし、
これに勝ることないと思うのです。

だから、色々な方法をご提案します。
お試し期間を設けて、
実践・確認もして頂きます。

収納用品を購入するのは、
物を見直し、
量や置き場所の確認ができてから。

TVで観るように、
一瞬にして美しいアフターに
変わるわけではありません。

お話をたくさん伺って、
お試し期間を設けてと、
大丈夫と分かってから進むので、
時間はかかります。

暮らしやすさを手に入れるために、
１つずつ呪縛を解いて、
踏み出す1歩が少しずつ軽くなっていく。

そうして、
「自分に合った」を見つけています。

誰かと一緒にやるという選択

自分の家を片づけるのが
1番難しいなと思います。

私は、色々な方法を試し、
何度も見直しを続けてきました。

だから、
今はライフスタイルが変わっても、
仕組みを考え直すのも苦ではなく、
自分のラクな方法も分かっています。
時間をかけてやってきたから。

自分のことって、
自分では意外と分からないもの。
見えなくて分かりづらいことに、
全エネルギーを注がなくていい。

1歩引いた位置から、
自分以外の人に見てもらうことで、
見つかることがたくさんあります。

省ける手間は徹底的に省けばいい。

1人で黙々とモノと向き合うよりも、
困ったときに人に聞けることで
進みがよくなっていきます。

片づけを人に頼むって、
ちょっとマッサージに行くのと
似ているなと思います。

コリッコリッにかたくなった体を、
体操したり、お風呂に浸かったりしても、
自分でほぐすのには限界がある。

でも、マッサージ店に行って、
コリをほぐしてもらうと、
驚くほどラクになったりしますよね？

「片づけを人に頼むなんて恥ずかしい」
と思うかもしれませんが、
自分で自分は見えないのだから、
見える人に頼むのって
何もおかしくない。

コリがほぐれて、体がラクになったら、
またコリッコリッにならないように、
姿勢に気をつけたり、
冷やさないようにすればいい。

同じように、
片づけを人に頼んで、
まずは今の自分をラクにする。

「肩が凝ったから、マッサージ」
みたいにもっと気軽に罪悪感なく、
片づけを頼める世の中にしたい。